大みそかのプレゼントに回路図を?

2018年が迫り、私たちは最初のキャンペーン目標を達成しつつあります。100人以上の寄付者のおかげで、現在は要求額の64%が集まりました。大みそかのプレゼントとして回路図をご希望でしたら、どうか残り4600ユーロの追加にご協力ください。時を同じくして、私たちはプロジェクトを前進させるべく全ての分野で全力を尽くし続けています。そこで、私たちがいかに真剣に目標を追及しているかを示す以下の活動にぜひ目を通してみてください。

大みそかのプレゼントに回路図を

大みそかのプレゼントに回路図を

Open Source Summit、フランス

私たちは、Fadi Osmanが出席するフランスのOpen Source Summitに参加しました。Alionet (OpenSUSE) グループは私たちを快く迎え入れてくださり、多くのフライヤーやプレゼンテーションの印刷版を配布することができました。また、彼らのブースで多くの質問に答えました。人々はなぜ私たちがOpenSUSEグループと一緒にいるのかに興味を持ち、Fadiは私たちの協力の規模、ノートブックプロジェクトとLinuxディストリビューションの必要性を説明しました。

Open Source Summit Paris December 2017でのPower Progress CommunityとOpenSUSEブース

Open Source Summit Paris December 2017でのPower Progress CommunityとOpenSUSEブース

イベント中の愉快な出来事:ラップトップが印刷されたプレゼンテーションのすぐ隣にあり、人々はそれをPowerPCノートブックだと誤解して、夢中になって私たちに質問し始めました!

また、FadiはPowerPCを知り、使っていた方と実りある議論を交わしました。彼はARM 64がより興味深く、より容易に入手でき、より安く、十分なパワーを備えているのに、なぜ私たちがPowerPCにこだわるのか尋ねはじめました。FadiはPower Progress Communityは他のハードウェアに開かれていることを彼に説明し、しかしPowerPCは計算パワー、エネルギー消費、信頼性とコストにおいて興味を引くプラットフォームだと断言しました。大企業が立派なブランド商品で使っておらず、一般市民がその存在に気付かないがために、まったく知名度を欠いているに過ぎないのです。主流のARMプラットフォームを扱う企業や協会、団体の数を数えてみましょう:この分野には競合が多すぎて、きっと新たなサポーターの必要はありません。

最後に、Fadiは生産工学の学生と会う機会がありました。これは次の項目を読み進めると非常に興味深いです。

 

初公開の新プロジェクト

Power Progress Communityで新たなプロジェクトが立ち上げられました:オープンソースのラップトップ筐体デザインです。目標はPowerPCノートブックのマザーボードや他の類似したマザーボードプロジェクトに合う3Dプリント可能なノートブック筐体を作ることです。Webサイト(まだ初期段階)をご覧ください。また、協力を希望される場合はご連絡ください。私たちはこの新たな冒険にデザイナー、生産技術者、学生、または単に3Dモデリングができる方など、3Dに興味がある方々を求めています。

当然、現時点でこれが将来のPowerPCノートブックマザーボードにとって唯一の選択肢というわけではありませんが、この選択肢を持つ方がもっと良いです。:D

終わりに

ご覧のように、私たちは目標に向かって前進し、その活動により多くの人々を巻き込んでいます。エンジニアは完成品の回路図デザインに近づいています。私たちは皆さんの協力を本当に必要としています。寄付に興味を持たれるかもしれない友人や人々を誘って、新たな貢献者を引き付けるためにアイデアを拡散してください。

もしまだなさっていないのであれば、今が寄付をして2017年末までの12,600ユーロの最終目標達成に積極的に貢献し、ついに回路図のデザインを実現する絶好の機会です!

私たちは本当に実現したいのです:オープンソースで公開されるPowerPCノートブックを!

PowerPCノートの電子回路図作製

Linux PowerPCノートブックプロジェクト

オープンソースとしてリリースされるPowerPCノート. このプロジェクトではそれを現実にしたいと考えています.

この目標を達成するために, 既存の一般的なノートPCのシャーシに収まるようなカスタムマザーボードの設計といったタスクを行う必要があります.

このプロジェクトが発足した2014年の10月以来, 興味を示す支援者は着実に増え, 今は僅かではありますが電子回路設計に必要な確認, レビューを行えるような経験のあるボランティアが参加しています. それでも, 費やせる時間や技術的, 専門的な能力の不足のために現在は手詰まりになってしまっています.

この状況を打破するため, 2016年にはPowerPCマザーボードの設計の経験があるイタリアの工場, ACube Systemsにコンタクトを取りました. 幸運なことに, オープンハードウェア哲学の長期的な利点を理解し, 以前多様なPowerPCマザーボードを設計した経験がある, 情熱的な人々のグループと会うことができました. 彼らはその思想と技術のために私達のパートナーになるという最高の決断をしてくれました. ACubeと共にであれば電子回路設計を達成することができるはずです. 一方で, プロの設計者には対価が必要です.

そして今, その企業は本気で取り組むことを決めました. 不可欠な作業の対価を払うため, 資金獲得のキャンペーンを始めます.

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